認定薬剤師の色々
実務実習指導薬剤師
薬剤師の国家試験の受験資格が大学6年制になったことにより、学生の6ヶ月間の実務実習が必修となったことに伴い、実習施設で学生を指導する指導薬剤師の力と人数の確保が大きな課題となりました。
この課題解決のため、厚生労働省の委嘱を受けた日本薬剤師研修センターが講習会を開催することにし、この研修を履修した薬剤師は、学生の実務実習における指導者としての責務を果たせるものと認められ「実務実習指導薬剤師」の資格を同研修センターにより認定されることとなりました。
平成22年3月現在では、13,000人以上の実務実習指導薬剤師が誕生しています。
とはいえ、地域により人数の偏りがあるなど、まだ多くの課題が残っています。この資格取得には、薬剤師としての実務経験が5年以上あること、及び指定された研修会の受講証明書を得ることが必要とされます。
がん薬物療法認定薬剤師
がん薬物療法認定薬剤師とは、日本病院薬剤師会が認定する資格で、がん薬物療法について一定の知識と経験を有しているということを認められた者に発行される資格です。
この資格取得のためには、薬剤師としての実務経験が5年以上で、がん薬物療法認定薬剤師の認定試験に合格し、資格登録をすることが必要です。
またこの資格は、がん専門薬剤師の取得に必要な資格ともなっています。
感染制御認定薬剤師
感染制御認定薬剤師は、日本病院薬剤師会が認定する資格で、病院内での感染症の予防と治療に関わる薬剤師の資格です。
この資格の取得のためには、薬剤師としての実務経験を5年以上もち、日本病院薬剤師会が行っている感染制御認定薬剤師に合格することが必要になります。
またこの資格も、がん薬物療法認定薬剤師と同様、感染制御専門薬剤師の取得に必要な資格ともなっています。
漢方薬・生薬認定薬剤師
漢方薬・生薬認定薬剤師とは、日本薬剤師研修センターが日本生薬学会と合同で実施している研修を受け、試験に合格したものが取得できる資格です。
この漢方薬・生薬認定薬剤師は、漢方薬や生薬に関して一定の専門的知識を修得しており、また能力と適正を備えている薬剤師であるということを認められた者に発行される薬剤師資格の制度です。これは、3年毎の更新が必要な資格で、更新のためには、漢方薬や生薬に関する研修に参加して、必要な単位を取得しなければなりません。
緩和薬物療法認定薬剤師>緩和薬物療法認定薬剤師とは、日本緩和医療薬学会が認定している資格で、2010年1月に、第1回目の認定試験が行なわれたばかりの新しい資格です。
これは、末期医療を含めた緩和医療において、薬剤師の活動が社会から認められるよう、作られた資格です。
この資格の取得のためには、日本緩和医療薬学会の会員であり、薬剤師としての実務経験が5年以上、緩和ケアの従事経験は3年以上であり、関連する学会などで行なわれている講習を100単位以上取得していなければなりません。
また、5年ごとに更新をしていく必要のある資格です。
プライマリ・ケア認定薬剤師
プライマリ・ケア認定薬剤師とは、日本プライマリ・ケア学会が創設する予定の認定制度で、プライマリ・ケアにおいて果たす薬剤師の役割や能力を高める狙いがあります。
この資格取得のためには研修を4年間で50単位以上取得することや、レポートの作成、認定試験での合格などが必要です。現在は、研修が開催されているところで、2?3年後には第1号のプライマリ・ケア認定薬剤師が誕生する予定でいます。
認定指導者(認定指導薬剤師)
これは、日本禁煙学会に認定を受けている認定指導薬剤師のことで、日本禁煙学会の会員で、禁煙指導歴3年以上が必要です。また、5年ごとの更新が必要とします。
在宅療法支援薬剤師
在宅療法支援薬剤師とは、一般社団法人在宅療法支援薬局研究会が認定している資格で、薬剤師の職能や薬局の機能拡張を通じて、高齢化社会において新しい地域医療システムを構築し、薬剤師がその役割の一端を担うことを目的に、設立された資格です。
スポーツファーマシスト
日本アンチ・ドーピング気候により認定される資格制度で、ドーピング防止規則に関する知識や情報を持ち、薬の正しい使い方や健康教育などを行なうことで、スポーツにおけるドーピング防止を目的としている資格です。